2017 / 03 / 02
英国ロイヤル・オペラ・ハウス「シネマシーズン 2016/17」
ロイヤル・オペラ「イル・トロヴァトーレ」2017年3月3日(金)より公開
オペラ、バレエともに世界最高のレベルを誇るイギリスの名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスのバレエとオペラの人気公演や最新公演が映画館で体感できる『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2016/17』
今回上演されるのはロイヤル・オペラ「イル・トロヴァトーレ」
―― ルーナ伯爵はレオノーラという娘を愛したが、彼女には吟遊詩人<イル・トロヴァトーレ>のマンリーコという恋人がいた。マンリーコの母、アズチェーナは、先代の伯爵に自分の母親を魔女だという理由で火あぶりにして殺された過去があった。その復讐のためにアズチェーナは、伯爵の幼い弟を殺したのだった。ルーナ伯爵はマンリーコと母のアズチェーナを捕らえる。レオノーラは愛するマンリーコを自由にしてくれるのなら、自らをルーナ伯爵に差し出すと誓うが・・ ――
激しい愛と憎しみ、そして復讐の連鎖が悲劇を呼ぶドラマティックなオペラ。ドイツ人演出家、デイヴィッド・ベッシュがロイヤル・オペラ・ハウスでのデビューを飾り、過激な描写で話題をさらった新制作の再演!
ヴェルディ中期三大傑作の一つ。『イル・トロヴァトーレ』はとにかく歌の魅力にあふれた演目。「静かな夜」「恋はばら色の翼に乗って…ミゼレーレ」(レオノーレ)「炎は燃えて」(アズチェーナ)「ああ、あなたこそ私の恋人…見よ、おそろしい炎を」(マンリーコ)「君の微笑み」(ルーナ伯爵)、「鍛冶屋の合唱」やレオノーレとルーナ伯爵の二重唱、マンリーコとアズチェーナの二重唱など、これほど名アリアや名場面が次から次へと登場するオペラは珍しい。イタリア・オペラの伝統的スタイル、シンプルで美しい旋律、そして劇的迫力に富んだ音楽は、まさにヴェルディの真骨頂を堪能できます。
テノールの難役マンリーコを演じるのはグレゴリー・クンデ。元々はロッシーニを得意としていたが、近年は迫力のある役柄も精力的に演じ、そのどれもが高評価を得ています。そのほか、メトロポリタンオペラでも活躍しているリアンナ・ハルトゥニアンとヴィタリー・ビリー。かつてミラノ・スカラ座の研修生からたったの2年でオープニング公演に抜擢されるなど、スターダムにのし上がった勢いのあるメゾ・ソプラノ、アニタ・ラチヴェリシュヴィリなど豪華歌手陣が集結。
マンリーコ(テノール)レオノーラ(ソプラノ)ルーナ伯爵(バリトン)アズチェーナ(メゾ・ソプラノ)の主役全員にスター性と力強い歌唱が要求される難しいオペラ。4人の高度なアンサンブルをお楽しみに!
是非、映画館でご覧ください。
【ロイヤル・オペラ「イル・トロヴァトーレ」】
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
演出:デイヴィッド・ベッシュ
指揮:リチャード・ファーンズ
出演:リアンナ・ハルトゥニアン(レオノーラ)、グレゴリー・クンデ(マンリーコ)、アニタ・ラチヴェリシュヴィリ(アズチェーナ)、ヴィタリー・ビリー(ルーナ伯爵) 他
上演時間:3時間9分
【上映劇場】
2017/3/3(金) ~
TOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ流山おおたかの森、TOHOシネマズららぽーと横浜、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ西宮OS
2017/3/4(土) ~
中洲大洋映画劇場
2017/3/11(土) ~
札幌シネマフロンティア、MOVIX仙台
最新情報や上映劇場は英国ロイヤル・オペラ・ハウス2016/17シネマシーズン公式HPでご確認ください。