2018 / 04 / 12
グランドオペラ共同制作『アイーダ』全4幕 制作発表会
3月6日、東京オペラシティ大リハーサル室にて、指揮者のアンドレア・バッティストーニ、テノールの福井敬、メゾ・ソプラノの清水華澄らが登壇して、『アイーダ』の共同制作発表会が行われた。
札幌芸術劇場hitaru、神奈川県民ホール、兵庫県立芸術文化センター、iichiko総合文化センター(大分)、東京二期会、札幌交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団による共同制作で、ローマ歌劇場との提携公演、新制作となる。
制作団体がそれぞれ意気込みを語ったが、特に札幌芸術劇場hitaruは、この公演がこけら落としとなる。地元の札幌交響楽団が演奏することもあり、新しい劇場のオープニングにふさわしい祝祭的な『アイーダ』上演に、一段と期待を寄せていることがうかがえた。
指揮者のアンドレ・バッティストーニは、「劇場が市民の成熟、町の活性化につながる」「『アイーダ』はオペラのシンボルのような作品。オペラを初めて見る、という人でも非常に楽しめると思う」と熱く語った。ラダメス役の福井は、「『アイーダ』には実は戦闘シーンはほとんどなく、人間模様が描かれている作品。人は、最後は愛に生きるのだというメッセージが込められている」とコメント。アムネリス役の清水華澄は、2011年3月に神奈川県民ホールで上演が予定されていた(中止となった)『アイーダ』の練習をしていたことを述べ、本公演に参加する喜びを語った。
制作費が2億円を超えるという大規模プロジェクト、全6公演、10月7日よりスタートし日本を縦断していく。
(結城美穂子)
制作発表会の模様はこちらの動画でご覧ください。
【Part1】各主催者よりご挨拶
【Part2】指揮にあたっての抱負(アンドレア・バッティストーニ/通訳:井内美香)
【Part3】出演にあたっての抱負(福井敬/清水華澄)
【Part4】質疑応答
<登壇者>
アンドレア・バッティストーニ(指揮)[通訳:井内美香]
福井 敬(テノール/ラダメス役)
清水 華澄(メソ・ソプラノ/アムネリス役)
畠山 茂房(札幌文化芸術劇場hitaru 専務理事)
折原 守(神奈川県民ホール 館長)
林 伸光(兵庫県立芸術文化センター ゼネラルマネージャー)
酒井 宏(iichiko総合文化センター 副館長)
山口 毅(東京二期会 事務局長)
石丸 恭一(東京フィルハーモニー交響楽団 専務理事)
永井 健(札幌交響楽団 専務理事)
<公演予定>
ヴェルディ作曲 オペラ『アイーダ』全4幕
新制作/ローマ歌劇場との提携公演
2018年
10月7日(月)・8日(月・祝)各日14:00開演 札幌文化芸術劇場hitaru
10月20日(土)・21日(日)各日14:00開演 神奈川県民ホール
10月24日(水)18:30開演 兵庫県立芸術文化センター
10月28日(日)13:00開演 iichiko総合文化センター
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ジュリオ・チャバッティ
原演出:マウリツィオ・ディ・マッティア
10/7札幌・10/20神奈川・10/24兵庫
アイーダ:モニカ・ザネッティン(ソプラノ)
ラダメス:福井 敬(テノール)
アムネリス:清水 華澄(メゾ・ソプラノ)
アモナズロ:堀内 康雄(バリトン)
ランフィス:妻屋 秀和(バス)
国王:ジョン・ハオ(バス)
巫女:針生 美智子(ソプラノ)
伝令:城 宏憲(テノール)
10/8札幌・10/21神奈川・10/28大分
アイーダ:木下 美穂子(ソプラノ)
ラダメス:西村 悟(テノール)
アムネリス:サーニャ・アナスタシア(メゾ・ソプラノ)
アモナズロ:上江 隼人(バリトン)
ランフィス:斉木 健嗣(バス)
国王:清水 那由太(バス)
巫女:松井 敦子(ソプラノ)
伝令:菅野 敦(テノール)
合唱:二期会合唱団(全公演)
札幌文化芸術劇場アイーダ合唱団(札幌公演)
ひょうごプロデュースオペラ合唱団(兵庫公演)
管弦楽:札幌交響楽団(札幌公演)
東京フィルハーモニー交響楽団(神奈川・兵庫・大分公演)
装置デザイン:アンドレア・ミーリオ
衣裳デザイン:アンナ・ビアジョッティ
照明デザイン:パトリツィオ・マッジ
合唱指揮:佐藤宏
演出助手:菊池裕美子
舞台監督:菅原多敢弘
お問い合わせ
<札幌> 道新プレイガイド 011-241-3871
<神奈川> チケットかながわ 0570-015-415
<兵庫> 芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
<大分> iichiko総合文化センター 097-533-4004