ティーレマン&ミュンヘン・フィル来日スペシャル
©Chris Lee/EuroArts
いよいよ3月下旬(24〜29日)に大阪、名古屋、福岡、横浜、東京で公演を行うティーレマン&ミュンヘン・フィル。2年ぶりの来日になるが、ティーレマンとミュンヘン市の条件交渉が決裂して、2011年以降の監督の契約延長はないことになった。つまりこの組み合わせでの来日はこれが最後。クラシカ・ジャパンでは、毎週日曜日20:00よりティーレマン&ミュンヘン・フィルの名演の数々をお楽しみいただく。
クリスティアン・ティーレマン Christian Thieleman(1959〜 )
ベルリン生まれ。1997年ベルリン・ドイツ・オペラ音楽総監督。バイロイト音楽祭には2000年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』でデビュー。2004年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督。2012年からはザクセン州立歌劇場、シュターツカペレ・ドレスデンの音楽監督就任予定。
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 Munchner Philharmoniker
1893年創立。1928年からミュンヘン市のオーケストラとなる。マーラー、クナッパーツブッシュ、ケンぺ、チェリビダッケなどが指揮台に上った名門。古き良きドイツの響きを最も残すオーケストラ。
ローマ教皇ベネディクト16世就任祝賀コンサート
初回放送:3月7日(日)20:00
[演目]パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲〜キリエ、ラッツィンガー:聖年のミサ曲〜サンクトゥス、メンデルスゾーン:オラトリオ『エリヤ』〜主は天使たちに命じられた(詩篇第91篇)、モーツァルト:モテット『アヴェ・ヴェルム・コルプス』K.618、リスト:オラトリオ『キリスト』〜ペドロよ、プフィッツナー:『パレストリーナ』〜第1幕前奏曲&第3幕前奏曲、ヴェルディ:聖歌四篇〜テ・デウム、ワーグナー:歌劇『タンホイザー』序曲
[指揮]クリスティアン・ティーレマン
[演奏]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[合唱]レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊、アテスティス合唱団
[合唱指揮]ローラント・ビュヒナー
[収録]2005年10月20日パウロ6世記念講堂(ヴァティカン)
ティーレマン&ミュンヘン・フィル・コンサート2006
初回放送:3月14日(日)20:00
[演目]プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』〜第T幕前奏曲/第2幕前奏曲/第3幕前奏曲、ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
[指揮]クリスティアン・ティーレマン
[演奏]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[収録]2006年11月14日バーデン・バーデン祝祭劇場
ティーレマン&ミュンヘン・フィル『ロマンティック』
初回放送:3月21日(日)20:00
[演目]ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1880/81年版)
[指揮]クリスティアン・ティーレマン
[演奏]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[収録]バーデン・バーデン祝祭劇場
[制作]2009年
ブラームス:ドイツ・レクイエム
初回放送:3月28日(日)20:00
[指揮]クリスティアン・ティーレマン
[演奏]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[ソプラノ]クリスティーネ・シェーファー
[バリトン]クリスティアン・ゲルハーヘル
[合唱]バイエルン放送合唱団
[収録]2007年4月27〜29日ガスタイク・フィルハーモニー(ミュンヘン)
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《日本初放送》
≪6ヶ月連続放送第2弾≫
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2008『とてつもない誤解』
初回放送:3月20日(土)21:00

© Amati Bacciardi
『とてつもない誤解』はロッシーニ2作目のオペラで初の2幕物作品。1811年にボローニャで初演されたが、わずか3回上演されただけで、官憲により上演禁止。ドラマの筋が兵役拒否に関わっているからと言われる。
この番組は、2002年8月ロッシーニ・オペラ・フェスティバルでプレミエされた、スペインのエミリオ・サージ演出上演の再演版。完全な現代仕立ての演出で、原作では富農とされるガンベロットを野菜輸入業者とし、ガンベロット家をその会社と設定。長身のヒロインは、モダンなスーツやボディコンのワンピースで現れる。装置も含めて、奇抜でセクシャルなドタバタ劇。賛否両論はあるだろうが、ロッシーニ劇を見事に現代に蘇えらせた。
ヒロインのエルネスティーナ役はサンクトペテルブルク出身のプルデンスカヤ。彼女に恋する貧乏男エルマンノは1979年ロシア生まれの新進テノール、コルチャック。富農の父親ガンベロット役はロッシーニ歌いのベテラン、デ・シモーネ。伊達男の婚約者ブラリッキオはヴェローナ生まれのヴィンコ。
[ストーリー]富農ガンベロットの娘エルネスティーナに恋する貧乏男エルマンノは、同家の召使いフロンティーノと小間使いロザリアの助けで彼女の家庭教師になる。しかし彼女は金持ちの伊達男ブラリッキオと婚約中。ガンベロットは娘がエルマンノに恋しているのに気付きエルマンノを追い出す。ロザリオはエルマンノを助けるために「エルネスティーナは兵役を逃れるために女に化けて去勢している」とブラリッキオに告げる。驚いた彼が軍に密告したことで、エルネスティーナは突然逮捕され、牢屋に入れられてしまう。そこに兵隊に化けたエルマンノが現れ彼女を救いだし、2人は結ばれる。
[演目]ロッシーニ:歌劇『とてつもない誤解』
[出演]マリーナ・プルデンスカヤ(エルネスティーナ)、ブルーノ・デ・シモーネ(ガンベロット)、マルコ・ヴィンコ(ブラリッキオ)、ドミトリー・コルチャック(エルマンノ)、アマンダ・フォーサイス(ロザリーナ)、リカルド・ミラベッリ(フロンティーノ)
[演出]エミリオ・サージ
[指揮]ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ
[演奏]ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ、プラハ室内合唱団
[収録]2008年8月11日〜22日テアトロ・ロッシーニ(ペーザロ)
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《来日記念》
パリ・オペラ座バレエ『ローラン・プティの夕べ』
2005年7月ガルニエ宮で行われた2004/05シーズン最後を締めくくる公演。80歳を越えてますます元気な振付家ローラン・プティの珠玉の名作ばかりを集め、巨匠の若き日の才気を再認識できると共に、この3月に来日するパリ・オペラ座のダンサーたちの魅力が最大限に楽しめる公演。 プログラムは、いずれもファム・ファタール(魔性の女)によって破滅する若者の物語。
ローラン・プティ Roland Petit(1924〜 )
パリ生まれ。パリ・オペラ座バレエ学校に学び、同団に入団するが退団。1948年ローラン・プティ・パリ・バレエ団を創設。翌年ロンドンで初演された『カルメン』が、後に妻となるジジ・ジャンメール主演で大成功を収める。その後、ハリウッドでミュージカル映画の振付や、パリでレビューやショーの振付で人気を博し、1972年以降はマルセイユ・バレエ団で活躍。代表作に『若者と死』『足ながおじさん』『プルースト - 失われた時を求めて』『コッペリア』『こうもり』など。
《CS初放送》
パリ・オペラ座バレエ『ローラン・プティの夕べ』〜若者と死
初回放送:3月1日(月)21:00
1990年にパリ・オペラ座のレパートリーに加わった『若者と死』は、コクトーが台本を書き1946年パリで初演されたプティ初期の代表作。プティはこの作品を、ヌレエフ、バリシニコフ、デュポンといった、限られたトップダンサーにだけ踊る許可を与えてきた。この番組では、現在のパリ・オペラ座のトップダンサー、ル・リッシュが「若者」を踊る。「死」はジロ。2人の息のあったスケールの大きな踊りは、まさに現在考えうる最高の組み合わせ。
[出演]ニコラ・ル・リッシュ(若者)マリ=アニエス・ジロ(死)
[台本]ジャン・コクトー
[音楽]J・S・バッハ:パッサカリア ハ短調BWV582(オットリーノ・レスピーギによるオーケストラ編曲版)
[収録]2005年7月パリ・オペラ座ガルニエ宮
《CS初放送》
パリ・オペラ座バレエ『ローラン・プティの夕べ』〜アルルの女
初回放送:3月8日(月)21:00
1997年パリ・オペラ座のレパートリーに加わった『アルルの女』は、ビゼーの同名劇音楽からの2つの組曲にプティが振付けた傑作。アルルに移り住んだ画家ゴッホの絵画を背景に、婚約者がありながら魔性の女に恋焦がれた若者の悲劇が展開する。若者フレデリはこれまでルグリやル・リッシュなどが演じてきたが、この公演では、現在エトワールのベランガールが踊った。
[原作]アルフォンソ・ドーデの戯曲『アルルの女』
[音楽]ビゼー:劇音楽『アルルの女』第1組曲&第2組曲
[収録]2005年7月パリ・オペラ座ガルニエ宮
《CS初放送》
パリ・オペラ座バレエ『ローラン・プティの夕べ』〜カルメン
初回放送:3月15日(月)21:00
プティ版『カルメン』は、1949年にロンドンで初演され、プティと妻のジジ・ジャンメールの名声を確立した傑作。今日まで世界中で5000回以上踊られている。カルメンとドン・ホセのラヴシーンはカルメンの寝室であり、そのあからさまなエロティシズムは、現代の愛のドラマとして見ごたえ十分。ドン・ホセはこの公演が初役となるル・リッシュ。カルメンは彼の奥方オスタ。
[出演]クレールマリ・オスタ(カルメン)、ニコラ・ル・リッシュ(ドン・ホセ)、ギョーム・シャルロ(エスカミーリョ)、ドロテ・ジルベール(山賊団)、パリ・オペラ座バレエ団
[原作]プロスペル・メリメ
[音楽]ジョルジュ・ビゼー
[収録]2005年7月パリ・オペラ座ガルニエ宮
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[毎日がプレミエ]日本初放送番組
《日本初放送》
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス
初回放送:3月19日(金)21:00
©Euro Arts 2008
38歳でオペラ作曲家としての筆を折ったロッシー二だが、その後もピアノ曲や声楽曲は作曲し続けた。『小ミサ・ソレムニス』は『スターバト・マーテル』と並ぶ大作。作曲家自身によって「小」と冠せられたのは、元来、4人の独唱、8人の合唱(四声部各2人)、2台のピアノとハルモニウムという編成で作曲・初演されたゆえ。翌年には作曲家自身によってオーケストレーションがなされた。イタリア生まれのオペラ指揮者であり、ロッシーニ録音も多いシャイーのタクトのもと、作曲家最晩年の、神に対する心からの帰依が表現された番組。ブルガリア生まれのソプラノ、ペンダチャンスカ、1970年ミラノ生まれのリリック・テノール、セッコ、30代前半の期待のバス、パラッツィら、イタリア・ベルカントに卓越したソリストの歌唱にも注目。
[指揮]リッカルド・シャイー
[演奏]ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団及び同合唱団、ライプツィヒ歌劇場合唱団、アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(ソプラノ)、マヌエラ・クステル(アルト)、ステファノ・セッコ(テノール)、ミルコ・パラッツィ(バス)、ミヒャエル・ショーンハイト(オルガン)
[収録]2008年11月ゲヴァントハウス(ライプツィヒ)
リッカルド・シャイー Riccardo Chailly(1953〜 )
著名な音楽学者、作曲家のルチアーノ・シャイーの息子としてミラノに生まれる。14歳で指揮者デビュー。ベルリン放送交響楽団、ボローニャ市立歌劇場などの指揮者を経て、1988年より世界最高峰オーケストラのひとつ、アムステルダムのロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席指揮者を2004年まで務めた。2005年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカぺルマイスター、ライプツィヒ歌劇場音楽総監督に就任したが、2008年、歌劇場は辞任した。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 Gewandhausorchester, Leipzig
創立年が1743年という世界最古の自主団体のコンサート・オーケストラで、19世紀半ばにはメンデルスゾーンを指揮者として仰いだ。戦後は東ドイツを代表する存在であったが、ドイツ統一後は1998年にクルト・マズアからヘルベルト・ブロムシュテット、そして2005年からはリッカルド・シャイーが首席指揮者を務める。
《日本初放送》
プレガルディエンが歌う『美しき水車小屋の娘』
初回放送:3月26日(金)21:00
© Rosa Frank
キャリアを重ねてますます円熟味を増しているプレガルディエンは、知性派のリート歌手として評価がますます高まっているテノール歌手。この番組は、『美しき水車小屋の娘』録音史上初の画期的な試みとして話題を呼んだフォーグル版に準拠する『美しき水車小屋の娘』CDの映像版。一般的な原典版と異なり、歌とピアノに即興的な装飾が付けられ、その場の感興の赴くままの演奏がお楽しみいただける。まさにリート演奏が大きく変わろうとしている瞬間を目撃する貴重な映像。伴奏は長年のパートナーであるシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭で作曲家、ソリストとしても活躍するゲース。
[演目] シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』
(1.さすらい/2.どこへ?/3.止まれ!/4.小川に寄せる感謝の言葉/5.仕事を終えた宵の集いで/6.知りたがる男/7.いらだち/8.朝の挨拶/9.水車職人の花/10.涙の雨/11.僕のものだ/12.休息/13.緑色のリュートのリボンを持って/14.狩人/15.嫉妬と誇り/16.好きな色/17.邪悪な色/18.枯れた花/19.水車職人と小川/20.小川の子守歌 以上、全20曲) シューベルト:愛の使い シューベルト:すみか シューベルト:鳩の便り
[テノール] クリストフ・プレガルディエン
[ピアノ] ミヒャエル・ゲース
[収録] 2008年8月25日リーダーハレ、モーツァルトザール「シュトゥットガルト音楽祭2008」
クリストフ・プレガルディエン Christoph Pregardien(1956〜 )
1956年ドイツ・リンブルク生まれのリリック・テノール。リンブルク大聖堂の聖歌隊で音楽教育を受け、フランクフルト音楽大学を経て、ミラノ、シュトゥットガルトで研鑽を積む。1978年ドイツ放送音楽コンクールに優勝。以後、グスタフ・レオンハルト、トン・コープマンら著名な古楽指揮者との共演・録音も多く、レパートリーはバロックから古典、ロマン派、さらには現代作品にまで及ぶ。
《日本初放送》
アレーナ・ディ・ヴェローナ2004『蝶々夫人』
初回放送:3月27日(土)21:00
初演100周年を記念して上演された『蝶々夫人』。意外にも、映画監督のみならずオペラ演出家として長いキャリアを誇るゼッフィレッリの同作品演出は初めて。ワダ・エミ(衣裳)、田口道子(振付)という日本人の手を得て会心の作となった。広いスペースとリアルな装置・小道具、得意の人員投入での豪華な舞台。終盤に悲劇の歴史を重ねた日本の女の霊たちが出現するという、見たこともないアイデアを盛り込んでいる。蝶々さんを演じるのは、人気ソプラノ、チェドリンス。ピンカートンはベテラン・テノール、ジョルダーニ。シャープレスにはスペイン生まれのフアン・ポンス。指揮はイスラエル生まれでイタリアを本拠に活躍するオーレン。
[ストーリー] 近親の非難を浴び改宗までして真実の愛を貫こうとする蝶々さんは、アメリカ領事シャープレスの忠告にも関わらず、かりそめの結婚を望んだアメリカの海軍士官ピンカートンと結婚する。アメリカへ帰国した彼を待つ蝶々さんは、3年後にピンカートンが連れてきた正式の妻ケートを見て真実を悟り自害する。
[出演]フィオレンツァ・チェドリンス(蝶々さん)、マルチェロ・ジョルダーニ(ピンカートン)、フランチェスカ・フランチ(スズキ) 、フアン・ポンス(シャープレス)他
[演出&装置]フランコ・ゼッフィレッリ
[衣裳]ワダ・エミ
[振付]田口道子
[指揮]ダニエル・オーレン
[演奏]アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団及び同合唱団
[収録]2004年7月10日アレーナ・ディ・ヴェローナ
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