クラウス・グートのオペラ版『メサイア』
Messiah
ヘンデル没後250年の2009年、復活祭を目前に控えてウィーンで行われたオラトリオ『メサイア』のオペラ化上演。グローバル化の世界に生きる一人のビジネスマンの姿をキリストの受難に結びつけ、現代人が直面する社会ドラマとして提示した演出家クラウス・グートの問題作。原曲には出てこないイエスをダンサー役に、カウンターテノ-ルのメータとバスのベッシュがイエスの兄弟、2人のソプラノ、グリットンとホラクが彼らの妻、ボーイソプラノはその子供、テノールのクロフトが神父、アルノルト・シェーンベルク合唱団が群集とそれぞれ役割が与えられ、原曲通りに舞台が進行する。指揮者スピノージと気心の知れたピリオド楽器集団「アンサンブル・マテウス」のドラマティックな管弦楽、アルノルト・シェーンベルク合唱団の圧倒的な合唱は見どころ。ヘンデルイヤー最高の舞台として、ヨーロッパでは大きな反響と共感を呼んだ話題の公演。これまでメサイアやオラトリオという形式を敬遠してきた人にはオススメ。
[演目]ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV.56
[台本]チャールズ・ジェネンズ(『新約聖書』より)[脚色]クラウス・グート、コンラッド・クーン、クリスティアン・シュミット
[ストーリー]一人の男の葬式で、参列者が生前の彼を回想する。男の子供の誕生、男の弟と妻との不倫。男は会社からも拒絶され、ホテルの一室で手首を切って自殺する。残された者の悲しみと困惑、彼を死に至らしめた社会への怒り。この先の未来に救済はあるのか・・・。
[出演]スーザン・グリットン(ソプラノ1)コルネリア・ホラク(ソプラノ2)マルティン・ペルマン(ボーイソプラノ)リチャード・クロフト(テノール)ベジュン・メータ(カウンターテノール)フローリアン・ベッシュ(バス)パウル・ローレンガー(舞踊)ナディア・キヒラー(手話)
[演出]クラウス・グート[装置&衣裳]クリスティアン・シュミット[照明]ユルゲン・ホフマン[演技指導]コンラッド・クーン[振付]ラムセス・シグル
[指揮]ジャン=クリストフ・スピノージ[演奏]アンサンブル・マテウス、アルノルト・シェーンベルク合唱団[合唱指揮]エルヴィン・オルトナー
[収録]2009年3月アン・デア・ウィーン劇場[映像監督]ハンネス・ロッサヒャー
■字幕/全3部:2時間38分
(c) Armin Bardel/Theater an der Wien

- シュターツカペレ・ドレスデン「アジアン・ナイト」
放送:05月24日(金)21:00

- ボローニャ歌劇場2012『アルジェのイタリア女』
放送:05月25日(土)21:00

- 【マエストロ5】ザルツブルク・イースター音楽祭2013『パルジファル』
放送:05月26日(日)21:00




