バレエ『鉛の夜』〜ハンス・ヘニー・ヤーンの小説にもとづく
Bose: Die Nacht aus Bleiドイツの作家ハンス・ヘニー・ヤーン(1894-1958)最後の作品『鉛の夜』を、ドイツの作曲家ハンス=ユルゲン・フォン・ボーゼ(1953- )が音楽化。その音楽を鬼才ハインツ・シュペルリと音楽映画の大家ペーター・ヴァイクルが映像化。バレエというジャンルでは括れない、クラシカ・ジャパンでしか見ることができない珍しい番組。
主人公マチウの悪夢のような世界。マチウは、なぜ自分がその街にいるのかわからず、目的もないまま歩き出す。そしてフランツと呼ばれる美しい少年召使に導かれ、彼は女主人エルヴィラと出会うのだが・・・。全てが鉛色の夜の中、何の解決もなされないまま進行する。
同性愛者のヤーンは「ウグリノ」という秘密結社を設立。オルガン製作者としてヨーロッパ各地の中世オルガンの復元にあたり、さらにブクステフーデやカルロ・ジェズアルドといったバッハ以前の作曲家の楽譜復元・出版を行った人物としても知られる。
新ロマン主義の作曲家ボーゼは、カート・ヴォネガットのSF小説『スローターハウス5』のオペラ化が有名。アルバン・ベルクの影響が強く、ノイズの中で漂う甘美なメロディーと繊細な和音の変化がミステリアスな雰囲気を醸し出す。
[出演]リュボミール・カフカ(マチウ)マグダレーナ・ヴァシャリョーバ(エルヴィラ)ミヒャエル・ビーン(フランツ)ガボール・ケヴェハージ(天使)他
[振付]ハインツ・シュペルリ[原作]ハンス・ヘニー・ヤーンの小説『鉛の夜』[音楽]ハンス=ユルゲン・フォン・ボーゼ[指揮]マティアス・バメルト[演奏]南西ドイツ放送交響楽団[監督]ペーター・ヴァイクル[制作]1985年
■字幕/約1時間7分

- シュターツカペレ・ドレスデン「アジアン・ナイト」
放送:05月24日(金)21:00

- ボローニャ歌劇場2012『アルジェのイタリア女』
放送:05月25日(土)21:00

- 【マエストロ5】ザルツブルク・イースター音楽祭2013『パルジファル』
放送:05月26日(日)21:00




