2018 / 08 / 16
オーストラリア室内管弦楽団芸術監督リチャード・トネッティ氏に独占インタビュー
大胆な解釈と斬新な演奏スタイルが話題のオーストラリア室内管弦楽団は、1975年にオーストラリア唯一の国立室内管弦楽団として、シドニーで設立されました。
1990年より芸術監督を務めるリチャード・トネッティ氏の下、古典の演奏に留まらず、さまざまなアーティストとのコラボレーションや映画音楽を制作するなど、多彩な活動を展開。クラシック音楽界のニューウェーブとして世界的に注目を集めています。
トネッティ氏は幼少時代に、20世紀を代表する弦楽器奏者ウィリアム・プリムローズ氏に手解きを受けたヴァイオリニスト。今回のインタビューでは、プリムローズ氏との思い出や巨匠から学んだものをたっぷり語ってくれました。
オーストラリア室内管弦楽団の特徴から見えてくるオーストラリアの音楽事情。トネッティ氏の貴重なコメントをご覧ください。
(クラシカ・ジャパン編成部 石川了)
インタビューの模様は、下記動画でお楽しみください。
リチャード・トネッティ Richard Tognetti
ウロンゴンでウィリアム・プリムローズ氏にヴァイオリンの手解きを受け、シドニー音楽学校でアリス・ウォーデン、ベルン音楽学校でイゴール・オジム各氏に学ぶ。1989年オーストラリア室内管弦楽団入団。同年11月コンサートマスターに指名、1990年に25歳で芸術監督就任。ヴァイオリニストとして、リゲティのヴァイオリン協奏曲とルトスワフスキのパルティータをオーストラリア初演。作曲家として『マスター・アンド・コマンダー』サウンドトラックや、『ストーム・サーファー』『マウンテン』などの映画音楽を共作作曲。使用楽器は1743年製グァルネリ・デル・ジェス。