2019 / 02 / 13
森山開次、酒井はな、津村禮次郎各氏に『HANAGO-花子-』についてお話を伺いました

記者会見のあとに行われた出演者インタビュー。左より、津村禮次郎、酒井はな、森山開次
能楽堂という日本の伝統的な様式を持つ空間を、コンテンポラリーの振付家がどのように解釈し、扱っていくかを問う企画「伝統と創造シリーズ」。2008年より継続して制作され、2019年2月に行われる記念すべき第10弾は、演出・振付に森山開次を迎え、能の名作「班女」「隅田川」の登場人物・花子(はなご)の愛を巡る一生を描いた『HANAGO-花子-』。花子には、バレエダンサーの酒井はな、花子にまつわる存在を能楽師の津村禮次郎と森山が演じる。

インタビューは和気あいあいとした雰囲気の中行われた
クラシカ・ジャパンは、今回が初共演となる酒井と森山、そして二人を結びつけた津村との3人合同インタビューを行った。和気あいあいの雰囲気の中、動画Vol.1では、古典とコンテンポラリー(創作もの)をキーワードに、表現することへのアプローチに対するそれぞれのスタンスがとても興味深い。動画vol.2は「HANAGO−花子−」がテーマ。森山は津村と共に、能の名作からどのような創作を試みているのか。そして、「この年齢でなければ演じられなかった」と語る酒井は、どのような花子像をイメージしているのか。
森山はこの1月、指揮者井上道義とタッグを組んだモーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』を初演出したばかり。ダンサー・振付家のみならず、演出家としても今後の活躍が期待される鬼才の最新作は、2月26日(火)の追加公演も決定!いま話題の「能とバレエとダンスの新たなコラボレーション」に期待が高まるばかりだ。
クラシカ・ジャパン編成部 石川了
【インタビューPART1】
【インタビューPART2】
伝統と創造シリーズ vol.10『HANAGO-花子-』
日程:2月22日(金)19:30/23日(土)17:00/24日(日)14:00/25日(月)19:00/26日(火)19:00
会場:セルリアンタワー能楽堂
演出・振付:森山開次
音楽:笠松泰洋
衣裳:新居幸治(Eatable of Many Orders)
照明:櫛田晃代
音響:野中正行(響き工芸サウンドアリアレコード)
舞台監督:川上大二郎
出演:酒井はな、津村禮次郎、森山開次
お問い合わせ
セルリアンタワー能楽堂 03-3477-6412(平日10:00~18:00/土日祝14:30~17:30)
http://www.ceruleantower-noh.com/