2019 / 09 / 29
ポートレート「マルクス・ヒンターホイザー~ザルツブルク音楽祭を動かす男」
≪おススメドキュメンタリー≫
クラシカ・ジャパンが自信をもっておすすめするプログラム。
2019年10月放送のラインナップから、今回は「ポートレート「マルクス・ヒンターホイザー~ザルツブルク音楽祭を動かす男」」をご紹介します。
ザルツブルク音楽祭の芸術監督を務めるマルクス・ヒンターホイザーが、同音楽祭の過去と現在の挑戦を語る!
現代音楽の旗手として活躍する名ピアニストで、2016年より由緒あるザルツブルク音楽祭の芸術監督を務めるマルクス・ヒンターホイザーが、同音楽祭の過去と現在の挑戦を語る。
ザルツブルク音楽祭は、モーツァルトの生地で毎夏に開かれる世界最大規模の国際音楽祭。その前身は19世紀に行われたモーツァルトの音楽祭で、現在につながる第1回は1920年にスタート。
1930年代にはブルーノ・ワルターやアルトゥーロ・トスカニーニ、オットー・クレンペラー、エーリッヒ・クライバーなどそうそうたる指揮者の参加が音楽祭の威信を高めました。
2016年から芸術監督として、この音楽祭の舵取りを任されているのは、オーストリア出身のマルクス・ヒンターホイザー。彼は現代音楽の演奏でも定評のあるピアニストですが、演奏家がザルツブルク音楽祭を率いるのは、1956年から1960年まで芸術監督を務めたヘルベルト・フォン・カラヤン以来のことです。

(c)Salzburger Festspiele/Franz Neumayr
昨今のザルツブルク音楽祭の挑戦に着目!
この番組は、ヒンターホイザーへのインタビューを軸に、ザルツブルク音楽祭の“現在(いま)”を浮かび上がらせるドキュメンタリー。
現代音楽の旗手としてのヒンターホイザーの歩みや、若き日の彼が目の当たりにした1990年代のジェラール・モルティエによるザルツブルク音楽祭の“改革”を振り返りながら、番組は昨今のザルツブルク音楽祭の挑戦に着目。
2017年の音楽祭で大きな話題を呼んだ『皇帝ティートの慈悲』の演出家ピーター・セラーズと、これが同音楽祭デビューとなった指揮者テオドール・クルレンツィスにもスポットライトが当てられています。
[出演]マルクス・ヒンターホイザー(ピアニスト/ザルツブルク音楽祭芸術監督)ヘルガ・ラーブル=シュタドラー(ザルツブルク音楽祭総裁)ピーター・セラーズ(演出家)テオドール・クルレンツィス(指揮者)マティアス・ゲルネ(バリトン歌手)ウィリアム・ケントリッジ(現代美術家)イゴール・レヴィット(ピアニスト)シリン・ネシャット(映像作家)[監督]ベッティーナ・エアハルト[制作]2017年
■字幕/約26分
初回放送日:10月1日