2018 / 06 / 05
世界バレエフェスティバル 〈全幕特別プロ〉 『ドン・キホーテ』

ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン©︎ Kiyonori Hasegawa

アリーナ・コジョカル ©︎ Kiyonori Hasegawa

セザール・コラレス©︎ Kiyonori Hasegawa
3年に一度のお楽しみ、世界バレエフェスティバルがいよいよ開幕する。毎回、A、Bプログラムとは別に「全幕特別プロ」も上演され、今年は『ドン・キホーテ』だ。
今回はソリストに、パリ・オペラ座のペアとイングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)のペアを迎え、2キャストが予定されている。7月27日はパリ・オペラ座組、ミリアム・ウルド=ブラームとマチアス・エイマンだ。ウルド=ブラーム&エイマンは、パリ・オペラ座でもトップのペア。『ドン・キホーテ』とはいえ、パリ・オペラ座のエレガンスを醸し出すにちがいない。ウルド=ブラームの全幕出演が日本で観られるのは貴重な機会だ。もうひと組は、ENBからアリーナ・コジョカルとセザール・コラレスのペア。コラレスは来シーズンから英国ロイヤル・バレエへの移籍が決まっており、今乗りに乗っているダンサー。コジョカルは「全幕特別プロ」に登場する機会が多く日本でも大人気で、5月の英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの公演にもゲスト出演したばかり。同じくエイマンも『リーズの結婚』で英国バーミンガム・ロイヤル・バレエにゲスト出演しており、日本にいながらにしてスターダンサー2人を、5月7月と連続して見ることができるという幸せな状況だ。
フェスティバルの開幕を告げる、ハイ・レベルでとびきり楽しい舞台が約束されている。(結城美穂子)
世界バレエフェスティバル全幕『ドン・キホーテ』
7月27日(金)19:00 キトリ:ミリアム・ウルド=ブラーム バジル:マチアス・エイマン
7月28日(土)14:00 キトリ:アリーナ・コジョカル バジル:セザール・コラレス
会場:東京文化会館
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
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