2018 / 07 / 10
8月世界バレエフェスティバル
【オデット】
第15回世界バレエフェスティバル
バレエ・ファンなら誰もが知る世界バレエフェスティバルが、8月1日より始まる。3年に一度、世界のトップ・ダンサーが東京に集まるこのフェスティバルは世界中のダンサーにも知れ渡っており、彼らがぜひ出演したいと願う世界屈指のフェスティバルだ。自分の所属するカンパニーのレパートリー作品や、意欲的にコンテンポラリー作品にトライするなど、自分の個性、持ち味を最高の状態で披露してくれる。ダンサー同士も、お互いどのようなパフォーマンスを見せるのかを意識している。その至高のパフォーマンスは、一度目したら確実に虜になるほどのレベルの高さである。
今回特に話題になっているダンサーは、今年のブノワ賞最優秀男性ダンサーを受賞したイサック・エルナンデス(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)とウラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ団)の二人。また12年ぶりに出演するアレッサンドラ・フェリ(英国ロイヤル・バレエ団/アメリカン・バレエ・シアター ゲスト・アーティスト)、意外にも初出演となるデヴィッド・ホールバーグ(アメリカン・バレエ・シアター)などにも期待が高まる。ラントラートフはBプログラムで『ヌレエフ』(ユーリ・ポソホフ振付)のパ・ド・ドゥをマリーヤ・アレクサンドロワと踊る。この『ヌレエフ』の主役でラントラートフはブノワ賞を受賞しており、日本で早くも見ることができるのだ。またガラ公演ではフェリが、彼女のために振り付けられた『ウルフ・ワークス』(ウェイン・マクレガー振付、マックス・リヒター音楽)をフェデリコ・ボネッリと踊る予定で、これも日本初演となる。
公演はAプログラム、Bプログラム2種類がそれぞれ5公演、そして千秋楽の一夜限りの「ガラ─Sasaki GALA─」公演があるのだが、特にガラはチケット入手が難しいのでお早めに。(結城美穂子)
公演概要
◎Aプロ・Bプロ
会場:東京文化会館(上野)
指揮: ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団
Aプロ
8月 1日(水)18:00
8月 2日(木)18:00
8月 3日(金)18:00
8月 4日(土)14:00
8月 5日(日)14:00
Bプロ
8月 8日(水)18:00
8月 9日(木)18:00
8月10日(金)14:00
8月11日(土)14:00
8月12日(日)14:00
◎ガラ ─Sasaki GALA─
会場:東京文化会館(上野)
8月15日(水)17:00
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