クール・ビューティー マリ=アニエス・ジロ
パリ・オペラ座の華であり、古典からモダン、コンテンポラリーと様々なジャンルを自在にこなすエトワール、マリ=アニエス・ジロ。すらりとした長身に無駄なく鍛えられた肉体、凛とした美しい横顔に立ち姿だけで心を奪われてしまう人も多いはず!彼女がエトワールに任命されるきっかけとなった『シーニュ』ほか、ニコラ・ル・リッシュとの共演が大絶賛を浴びた2作品を3週連続で放送。
パリ・オペラ座バレエ『シーニュ』

1970年代にパリ・オペラ座の振付家兼エトワールとして、フランスにアメリカのモダンダンスのテクニックと自由な創造の精神を伝えたアメリカの女性舞踊家&振付家カロリン・カールソン。美術と衣裳も担当したフランス現代アートの大家オリヴィエ・ドゥブレ。初演をピエトラガラと踊り、自らの引退公演でもこの作品を選んだベラルビ。そして本公演でエトワールに任命されたジロ。「シーニュ=記号」というタイトルにふさわしく、想像力を存分にかきたててくれる奇跡のコラボレーション。
[出演]マリ=アニエス・ジロ、カデル・ベラルビ、パリ・オペラ座バレエ団
[振付]カロリン・カールソン
[美術&衣裳]オリヴィエ・ドゥブレ
[音楽]ルネ・オーブリー
[収録]2004年3月パリ・オペラ座バスティーユ
■約1時間25分
©Photo Karine Lhemon
パリ・オペラ座バレエ『ローラン・プティの夕べ』~若者と死

ローラン・プティの初期の代表作でオペラ座2004/05シーズンを締めくくる公演。死と暴力とエロスの中で、ル・リッシュの鍛え上げた肉体とジロの妖艶で冷やかな美しさは、現在考えうる最高の組み合わせ。
[出演]ニコラ・ル・リッシュ(若者)マリ=アニエス・ジロ(死)
[振付]ローラン・プティ
[台本]ジャン・コクトー
[音楽]J・S・バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582(レスピーギによるオーケストラ編曲版)
[収録]2005年7月パリ・オペラ座ガルニエ宮
パリ・オペラ座バレエ『嵐が丘』

ヨークシャーの荒野に立つ荒れ果てた館「嵐が丘」を舞台とした、娘キャサリンと孤児ヒースクリフの二世代にわたる愛憎劇。エミリー・ブロンテ唯一の小説をバレエ化。
[出演]ニコラ・ル・リッシュ(ヒースクリフ)マリ=アニエス・ジロ(キャサリン)ジャン=ギョーム・バール(エドガー)ウィルフリード・ロモリ(ヒンドリー)セリーヌ・タロン(家政婦ネリー)他
[演出&振付]カデル・ベラルビ
[美術&照明]ペーター・パプスト
[音楽]フィリップ・エルサン
[収録]2002年パリ・オペラ座ガルニエ