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来日記念!ソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル国立管
初回放送 3月2日(金)21:00~22:45
トゥガン・ソヒエフが、ストラヴィンスキーとカバレフスキー、ハチャトゥリアンというロシア東欧系作曲家の名曲を紹介した2015年4月のトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団定期演奏会。
[演目]カバレフスキー:歌劇『コラ・ブルニョン』Op.24~序曲、ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調、ヴァルダペット:カルンク、イーゴル・ストラヴィンスキー:バレエ『ペトルーシュカ』(1947年改訂版)
[指揮]トゥガン・ソヒエフ
[演奏]トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、セルゲイ・ハチャトゥリアン(ヴァイオリン)
[収録]2015年4月18日アール・オ・グラン(トゥールーズ)
初回放送 3月9日(金)21:00~22:55
トゥガン・ソヒエフが、ヤナーチェクとマルティヌーという2人のチェコの作曲家とロシアのラフマニノフの名曲で観客を魅了した2014年11月トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団定期演奏会。注目は、ボヘミア(現在のチェコ西部)出身のマルティヌーがアメリカに移住していた1952年に作曲した『ラプソディ・コンチェルト』。ヴィオラ奏者にとって数少ない協奏曲の重要レパートリーとして知られた名曲。1979年フランス生まれのアントワン・タメスティは現代最高の若手ヴィオラ奏者。
[演目]ヤナーチェク:シンフォニエッタOp.60、マルティヌー:ヴィオラと管弦楽のためのラプソディ・
コンチェルトH.337、ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
[指揮]トゥガン・ソヒエフ
[演奏]
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、アントン・タメスティ(ヴィオラ)
[収録]2014年11月26日アール・オ・グラン(トゥールーズ)
初回放送 3月23日(金)21:00~22:55
山田和樹が、フランスの名門トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団を指揮。4度目の共演となる2015年3月公演は、ブラームスとR・シュトラウスという、このコンビでは初のドイツ音楽がプログラムされた。オペラも演奏するトゥールーズ・キャピトル国立管の柔軟なアンサンブルと色鮮やかな音色を最大限に引き出した若きマエストロに、観客もオーケストラもブラボーの嵐。
[演目]ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/3つの間奏曲Op.117~第1番変ホ長調、R・シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20/楽劇『ばらの騎士』演奏会用組曲Op.59
[指揮]山田和樹
[演奏]トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、アダム・ラルーム(ピアノ)
[収録]2015年3月14日アール・オ・グラン(トゥールーズ)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団が本拠地アール・オ・グラン(Halle Aux Grains)で演奏した近現代の名作4曲。ソヒエフの細かいリードとそれに 応えるオーケストラの表情が存分に楽しめる番組。メシアン初期の『忘れられた 捧げもの』に続く、デュティユーのチェロ協奏曲『遥かなる遠い世界』は、作曲家が 巨匠ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために1970年に作った作品で、現代 チェロ協奏作品のなかでも特に人気のあるもののひとつ。今回のソリストは、世界 のトップチェリストのひとりであるゴーティエ・カプソン。まさに1916年生まれ (2013年没)のデュティユー生誕100年記念にふさわしいパフォーマンス。アン コールではカザルスの愛奏曲『鳥の歌』を無伴奏で綿々と歌いあげる。後半は20 世紀フランスにまつわる管弦楽名作2品。ドビュッシー『海』でソヒエフは、オーケス トラの音色を生かしながら練られた響きを作り上げる。パリでの上演のために作られたストラヴィンスキー『火の鳥』組曲(1919年版)は、絢爛なオーケストレーションが見事に表現されたパフォーマンス。ソヒエフの細かい統制ぶりは観る側まで緊張感を覚えるほど。「魔王カスチェイの踊り」でもソヒエフは一切激さず、瞬間ごとの表現を冷静に身振りでコントロールし大音響を実現。「終曲」の精妙かつ感動的な表現は一種魔法にかかったような空気感さえあり、最高水準のオーケストラ体験ができる。
[演目]メシアン:交響的瞑想『忘れられた捧げもの』、デュティユー:チェロ協奏曲『遥かなる遠い国へ』、カタルーニャ民謡(パブロ・カザルス編曲):鳥の歌、クロード・ドビュッシー:交響詩『海』~3つの交響的エスキス、ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)
[指揮]トゥガン・ソヒエフ
[演奏]トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ゴーティエ・カプソン(チェロ)
[収録]2016年5月19日アール・オ・グラン(トゥールーズ)