月~金9:30~18:30 祝日は除く
PROGRAM
初回放送 3月30日(金)21:00~23:05
©OZANGO / TBA
J.S.バッハは数々の傑作を残しているが、キリスト教徒にとって最も大事 な復活祭前の受難節の時期に演奏するために、巨大な作品=受難曲 を残した。この番組は、その中の1曲である「ヨハネ受難曲」を、古楽の 旗手ルネ・ヤーコプス(1946~)が指揮した2015年4月4日収録の 公演。バッハの受難曲で現存するのは「ヨハネ受難曲」と「マタイ受難 曲」の2曲だが、新約聖書のヨハネ伝のテキストを用いた「ヨハネ受難 曲」のほうが合唱に重点を置いているという違いがある。その点で、この 番組でのヤーコプスのアプローチはとても興味深く、合唱を二群に分けて、その一群では独唱者も合唱に加わりコラールなどを歌っている。 ヤーコプス自身がもともと優れたカウンターテナーとして活躍。現在は指揮活動が中心で、特にバロックから古典派までの声楽作品やオペラで大きな成果を残している。 歌手の選び方も徹底しており、今回の「ヨハネ受難曲」でも福音史家(エヴァンゲリスト)をはじめ、素晴らしいソリストを選んでいる。管弦楽はベルリン古楽アカデミー、合唱はRIAS室内合唱団。 番組では、バッハが生きていた時代、そしてこの作品を演奏した時代に使われていた楽器が登場。 例えば、ヴィオラ・ダ・モーレ、オーボエ・ダ・カッチャ、ヴィオラ・ダ・ガンバなど、古楽特有の楽器を見ることができるのも、ピリオド・スタイル(作品が作曲された当時の楽器で、 当時の演奏法で演奏すること)の魅力的なところ。完成したばかりのフィルハーモニー・ド・パリの素晴らしい内装と音響も感じることができる。
[演目]J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 [指揮]ルネ・ヤーコプス [演奏]ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団、セバスティアン・コールヘップ(福音史家/テノール) ヨハネス・ヴァイザー(イエス/バス)イム・ スンヘ(ソプラノ)ベンノ・シャハトナー(カウンターテノール)マルティン・ラトケ(テノール) デイヴィッド・シプリー(バス)ヨハネス・シェンデル(ピラト/バス)ファビエンヌ・ヴァイス(召使の女/ソプラノ)アンドリュー・レッドモンド(ペテロ/バス) [収録]2015年4月4日フィルハーモニー・ド・パリ
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J.S.バッハは数々の傑作を残しているが、キリスト教徒にとって最も大事 な復活祭前の受難節の時期に演奏するために、巨大な作品=受難曲 を残した。この番組は、その中の1曲である「ヨハネ受難曲」を、古楽の 旗手ルネ・ヤーコプス(1946~)が指揮した2015年4月4日収録の 公演。バッハの受難曲で現存するのは「ヨハネ受難曲」と「マタイ受難 曲」の2曲だが、新約聖書のヨハネ伝のテキストを用いた「ヨハネ受難 曲」のほうが合唱に重点を置いているという違いがある。その点で、この 番組でのヤーコプスのアプローチはとても興味深く、合唱を二群に分けて、その一群では独唱者も合唱に加わりコラールなどを歌っている。 ヤーコプス自身がもともと優れたカウンターテナーとして活躍。現在は指揮活動が中心で、特にバロックから古典派までの声楽作品やオペラで大きな成果を残している。 歌手の選び方も徹底しており、今回の「ヨハネ受難曲」でも福音史家(エヴァンゲリスト)をはじめ、素晴らしいソリストを選んでいる。管弦楽はベルリン古楽アカデミー、合唱はRIAS室内合唱団。 番組では、バッハが生きていた時代、そしてこの作品を演奏した時代に使われていた楽器が登場。 例えば、ヴィオラ・ダ・モーレ、オーボエ・ダ・カッチャ、ヴィオラ・ダ・ガンバなど、古楽特有の楽器を見ることができるのも、ピリオド・スタイル(作品が作曲された当時の楽器で、 当時の演奏法で演奏すること)の魅力的なところ。完成したばかりのフィルハーモニー・ド・パリの素晴らしい内装と音響も感じることができる。
[演目]J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
[指揮]ルネ・ヤーコプス
[演奏]ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団、セバスティアン・コールヘップ(福音史家/テノール) ヨハネス・ヴァイザー(イエス/バス)イム・ スンヘ(ソプラノ)ベンノ・シャハトナー(カウンターテノール)マルティン・ラトケ(テノール) デイヴィッド・シプリー(バス)ヨハネス・シェンデル(ピラト/バス)ファビエンヌ・ヴァイス(召使の女/ソプラノ)アンドリュー・レッドモンド(ペテロ/バス)
[収録]2015年4月4日フィルハーモニー・ド・パリ