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バレエと音楽について~デヴィッド・ガルフォースさんにインタビュー

 バレエの音楽は、チャイコフスキーやストラヴィンスキー、ラヴェルといったバレエのために作曲されたものから、バッハやベートーヴェン、ヴィヴァルディなど元々バレエのためには作られていないクラシック音楽、そして現代に生まれてくる新作まで、まさに多種多様です。  今回のインタビューは、「バレエの指揮者はバレエを振らない(振れない)指揮者とどう違うの?」という素朴な疑問から始まりました。質問に答えてくれたのは、“バレエ指揮の巨匠”デヴィッド・ガルフォースさんです!  ガルフォースさんも最初はオペラ指揮を勉強しており、バレエを振るきっかけはルドルフ・ヌレエフとの出会い。その“人生では何がどう転じるかわからない”エピソードは動画でお確かめください。  リハーサルにはできるだけ参加し、現場で作品を学び、ダンサーを知ること。バレエの指揮者は公演全体の音楽監督なのだと熱く語るガルフォースさん。その長い経験に裏打ちされた力強いコメントの数々は、バレエへの愛と音楽への尊敬に溢れて感動的です。  牧阿佐美バレヱ団公演「飛鳥 ASUKA」の音楽についての分析とアプローチは必見。 インタビューの模様はこちらの動画よりご覧ください。 石川了(クラシカ・ジャパン編成部)   【インタビュー前編】   【インタビュー後編】   デヴィッド・ガルフォース David Garforth 王立マンチェスター音楽大学でピアノ、ヴァイオリン、指揮を学び、パリ音楽院では首席卒業。イゴール・マルケヴィッチ氏に師事。ミラノ・スカラ座で15年間客員指揮者、パリ・オペラ座バレエ団でも多くの作品を指揮。モンテカルロ・バレエ団では12年間音楽アドヴァイザー兼指揮者を務めた。日本では牧阿佐美バレヱ団と長年の協力関係にあり、新国立劇場や東京バレエ団でも共演している。現在ローマ歌劇場バレエ団客演指揮者。ダンスのための指揮でイタリアのダンツァ&ダンツァ賞を授与された最初の指揮者でもある。     公演情報 牧阿佐美バレヱ団「飛鳥 ASUKA」 2018年8月25日(土)15:00/26日(日)15:00 新国立劇場オペラパレス 指揮:デヴィッド・ガルフォース 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 改訂演出・振付:牧阿佐美(「飛鳥物語」1957年初演台本・原振付:橘秋子) 音楽:片岡良和 美術:絹谷幸二 映像演出:株式会社Zero-Ten 照明プラン:沢田祐二 総監督:三谷恭三 春日野すがる乙女:スヴェトラーナ・ルンキナ(カナダ国立バレエ団プリンシパル) 岩足:ルスラン・スクヴォルツォフ(ボリショイ・バレエ団プリンシパル) 竜神:菊地研(牧阿佐美バレヱ団プリンシパル) お問い合わせ:牧阿佐美バレヱ団公演事務局 03-3360-8251(10:00~18:00 土日祝休) www.ambt.jp

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バレエの「音楽性」について~ウィーン国立バレエ専属ピアニスト、滝澤志野さんにインタビュー

ウィーン国立バレエ専属ピアニスト、滝澤志野さんが、バレエの「音楽性」について語る!  バレエの話題の中で「音楽性」という言葉をよく聞きますが、バレエにおいて音楽性とは一体どのようなものなのでしょうか。今回は、ウィーン国立バレエ団の専属ピアニスト、滝澤志野さんにバレエピアニストとしての立場からお話を伺ってみました。  滝澤さんは、「例えば、ダンサーで音楽性がないというのは、音楽家でいえばテクニックはあっても常に音程が悪いようなもの」と語っています。でも、テンポに合うだけではつまらなくて、やはり「タメ」「はずし」がある方がバレエに味が出るのだそうです。  なお、滝澤さんのこれまでのオーケストラ協演は、ウィーン国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィル)だけだとか。滝澤さんはウィーン・フィルのことを「会話をするようにアンサンブルするオーケストラ」と語っており、そのような音楽環境でバレエピアニストを務めているのは凄いことですよね。  バレエへの愛に溢れたインタビュー。滝澤さんのバレエピアニストとしての一日の過ごし方も興味深い内容です。 インタビューの模様はこちらの動画よりご覧ください。 【インタビュー前編】 【インタビュー後編】 滝澤志野……大阪府出身。桐朋学園大学短期大学部ピアノ専攻卒業、同学部専攻科修了。在学時よりオペラ及びバレエの伴奏に携わり、2004年新国立劇場バレエ団のピアニストに。2011年よりウィーン国立歌劇場と専属契約を結び、バレエピアニストとして活躍中。「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「椿姫」「オネーギン」「ロミオとジュリエット」「マノン」「マイヤリング」「シルヴィア」などのバレエ音楽のアレンジによる、バー、センター、ポアント用のレッスンCD「ドラマティック・ミュージック・フォー・バレエ・クラス」1&2をリリース。

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世界バレエフェスティバルに連続6回出場!
この秋、自らの所属するカンパニーでも来日
名門シュツットガルト・バレエ団プリンシパルにして世界的ダンサーのフリーデマン・フォーゲル

 フリーデマン・フォーゲルは、シュツットガルト生まれ。シュツットガルト・バレエ団の付属学校であるジョン・クランコ・バレエ学校に学び、奨学金を得てモンテカルロのモナコ王立プリンセス・グレース・バレエ学校に留学した後、1998年にシュツットガルト・バレエ団に入団した。つまり、世界中から精鋭が集まるシュツットガルト・バレエ団では珍しく、生粋の地元の人なのだ。2002年にはプリンシパルに昇格し、以来カンパニーの看板スターとして活躍を続けている。この夏に開催される3年に一度の世界バレエフェスティバルには、今回でなんと6回目の出場となる。さらにこの秋来日するシュツットガルト・バレエ団の上演演目は、『オネーギン』と『白鳥の湖』の2公演、初日を飾るのはどちらもフォーゲルだ。  『オネーギン』では長年レンスキーを踊っていたが、近年ではオネーギンを踊るようになり、誰もが認める世界のトップダンサーにのぼりつめた現在でも、彼は以前と変わらぬ透明感、誠実さを持っている。  古典やクランコ作品はもちろんのこと、コンテンポラリー含めレパートリーは幅広く、彼が初演した現代作品も多い。  そんな大スターであるフォーゲルに、カンパニーのこと、クランコ作品のこと、来日公演にかける意気込みなどをお聞きした。 フリーデマン・フォーゲルインタビュー前編 フリーデマン・フォーゲルインタビュー後編   フリーデマン・フォーゲル ドイツ・シュツットガルト生まれ。モンテカルロのモナコ王立プリンセス・グレース・バレエ学校卒業。1997年ローザンヌ国際バレエコンクール入賞、ルクセンブルグ国際バレエコンクールジュニアの部金賞、ユーロシティ国際バレエコンクール金賞。1998年ジャクソン国際バレエコンクール銅賞。同年9月シュツットガルト・バレエ入団。2002年プリンシパル就任。同年エリック・ブルーン賞。ドイツのダンス専門誌タンツにて「2010年ベストダンサー」、イタリアのダンス専門誌ダンツァ&ダンツァにて「2011年ベストダンサー」。2012年ポジターノ「レオニード・マシーン・ダンス賞」、2016年バレエ2000より「マヤ賞」など、国際的トップダンサーとしての高評価を得ている。初来日は1999年。世界バレエフェスティバルには2003年、2006年、2009年、2012年、2015年と連続出演。2018年も出演予定。シュツットガルト・バレエ団とは2005年、2008年、2012年、2015年に来日し、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のオネーギンとレンスキー、クランコ版『ロミオとジュリエット』のロミオ、クランコ版『白鳥の湖』のジークフリートとマリシア・ハイデ版『眠りの森の美女』のデジレ王子を踊っている。   【公演情報1】 第15回世界バレエフェスティバル 会場:東京文化会館 ●Aプロ 「ヘルマン・シュメルマン」ポリーナ・セミオノワ/フリーデマン・フォーゲル 8月1日(水)18:00/2日(木)18:00/3日(金)18:00/4日(土)14:00/5日(日)14:00 ●Bプロ 「未定」フリーデマン・フォーゲル 8月8日(水)18:00/9日(木)18:00/10日(金)14:00/11日(土)14:00/12日(日)14:00 ●詳細はこちら   【公演情報2】 シュツットガルト・バレエ団2018年日本公演 会場:東京文化会館 ●「オネーギン」(ジョン・クランコ振付) 11月2日(金)19:00  タチヤーナ:アリシア・アマトリアン オネーギン:フリーデマン・フォーゲル レンスキー:デヴィッド・ムーア 11月3日(土・祝)14:00  タチヤーナ:ディアナ・ヴィシニョーワ オネーギン:ジェイソン・レイリー レンスキー:マルティ・フェルナンデス・パイシャ 11月4日(日)14:00  タチヤーナ:エリサ・バデネス オネーギン:マチュー・ガニオ レンスキー:アドナイ・ソアレス・ダ・シルヴァ ●「白鳥の湖」(ジョン・クランコ振付) 11月9日(金)18:30  オデット/オディール:アリシア・アマトリアン ジークフリート王子:フリーデマン・フォーゲル 11月10日(土)14:00  オデット/オディール:エリサ・バデネス ジークフリート王子:アドナイ・ソアレス・ダ・シルヴァ 11月11日(日)14:00  オデット/オディール:アンナ・オサチェンコ ジークフリート王子:デヴィッド・ムーア ●詳細はこちら

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