カラヤンの『ばらの騎士』1960
Strauss, R.:Der Rosenkavalier
オペラファンのみならず全ての音楽を愛する方必見の歴史的映像が、遂にHDリマスター版で新たに蘇りました!
1960年のザルツブルク音楽祭。新しく建設された祝祭大劇場の?落としとして上演されたヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ルドルフ・ハルトマン演出の『ばらの騎士』。6回の公演の内、エリーザベト・シュヴァルツコップが主演したのは8月6日の一回のみでしたが(初日をはじめ他日はリーザ・デラ=カーザが主演)、エドガー・フェッターがライブ録音し、この映像はその音源を基に、出演者たちが後から同じ舞台で演技したもの。監督はフルトヴェングラー指揮のオペラ映画『ドン・ジョヴァンニ』で知られるパウル・ツィンナー。
映画会社によるフィルム撮影だけあって、画質は鮮明なカラーで、カメラワークもきめ細かく、劇場公開前提で撮影されたことが大画面時代の現在にむしろ合致しているのでは。音声は後日、ロンドンのスタジオでステレオ効果を与える処理が行われました。
颯爽と登場するカラヤンの凛々しい姿に目を奪われ、その音楽は風貌さながら活気に満ちて圧倒的。そしてヴィリー・ボスコフスキーがコンサートマスターを務めるウィーン・フィルの全編を貫く美しいサウンド!テオ・オットーによる有名な舞台装置、エルニ・クニーペルトの衣裳も豪華絢爛。カラヤンの指揮も颯爽と格好よく、演奏も演出も、まさに正真正銘の正統的舞台です。今に至る『ばらの騎士』の基本となった映像です。
高い品格と繊細な情感を湛えたエリーザベト・シュヴァルツコップ、当時44歳の美しい元帥夫人は、まさにこの番組最大の見どころ。この映像が20世紀の遺産とまで言われる価値は、まさに彼女の美貌と名演技によるものです。セーナ・ユリナッチ(38歳)演じる美少年のオクタヴィアン、ちょっと下品で憎めないオットー・エーデルマン(43歳)のオックス男爵、純情なアンネリーゼ・ローテンベルガーのゾフィー、娘を嫁がせる新興貴族の父親をコミカルに出すエーリヒ・クンツのファーニナル、さらに歌手役に名テノール、ジュゼッペ・ザンピエリ、動物売りにバッハ歌手のクルト・エクヴィルツなど、当時のウィーンで絶大な評価を得ていた名歌手たちが脇役に至るまで続々登場します。
第1幕最後の伯爵夫人のモノローグ、第2幕のオクタヴィアンがゾフィーに銀のバラを届けるシーン、オックス男爵を象徴するワルツ、そしてオペラ史上最も美しい音楽と称えられる幕切れの三重唱からラストまで、絶対にお見逃しなく。
[出演]エリーザベト・シュヴァルツコップ(元帥夫人/ソプラノ)セーナ・ユリナッチ(オクタヴィアン/ソプラノ)アンネリーゼ・ローテンベルガー(ゾフィー/ソプラノ)オットー・エーデルマン(オックス男爵/バス)エーリヒ・クンツ(ファーニナル/バリトン)ユーディト・ヘルヴィヒ(マリアンネ/ソプラノ)レナート・エルコラーニ(ヴァルツァッキ/テノール)ヒルデ・レッセル=マイダン(アンニーナ/アルト)ジュゼッペ・ザンピエリ(歌手/テノール)アロイス・ペルナーシュトルファー(警部/バス)エーリヒ・マイクート(元帥夫人の執事/テノール)ジークフリート・フレーゼ(ファーニナル家の執事/テノール)ヨーゼフ・クナップ(公証人/バス)フリッツ・シュパールバウアー(料理屋の主人/テノール)ハンス・クレス(髪結い/テノール)メアリー・リチャーズ(帽子売り/ソプラノ)クルト・エクヴィルツ(動物売り/テノール)リーゼロッテ・マイクル、ウテ・フレイ、イヴリン・ラブルース(3人の孤児)フリッツ・マイヤー、ルドルフ・ストゥンパー、オットー・ヴァイダ、アロイス・ブッフバウアー(元帥夫人の従僕)カール・コロヴラトニク、ルードヴィヒ・フレック、クルト・ベルンハルト、ノルベルト・バラッチュ(4人のウエイター)ヘルマン・ティチャフスキー(レオポルド)ゲオルグ・ピフラー(医者)ヴォルフガング・クレス(黒人の少年)ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団団員(楽士たち)ウィーン国立歌劇場バレエ団
[演目]リヒャルト・シュトラウス:3幕の音楽のための喜劇『ばらの騎士』Op.59[台本]フーゴ・フォン・ホーフマンスタール[演出]ルドルフ・ハルトマン[装置]テオ・オットー[衣裳]エルニ・クニーペルト[指揮]ヘルベルト・フォン・カラヤン[演奏]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(コンサートマスター:ヴィリー・ボスコフスキー)、ウィーン国立歌劇場合唱団
[収録]1960年8月ザルツブルク祝祭大劇場[映像監督]パウル・ツィンナー
■字幕/全3幕(映画版):約3時間6分
(c)ITV Studios ltd.
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