フェニーチェ歌劇場2015「ニューイヤー・コンサート」
Le Fenice, New Year's concert 2015
世界で最も美しい劇場と称えられるヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場のニューイヤー・コンサート。2015年の指揮は現在パリ管弦楽団音楽監督のダニエル・ハーディング。
フェニーチェ歌劇場ニューイヤーの特徴は、前半に交響曲、後半はオペラ・ガラという構成。
今回は前半にベートーヴェンの序曲『献堂式』と交響曲第8番がプログラム。後半は『椿姫』を初演した歌劇場にふさわしく、イタリアの若手ソプラノの中では最も評価の高いマリア・アグレスタと世界の歌劇場から引っ張り凧の人気テノール、マシュー・ポレンザーニがイタリア色あふれるオペラ・アリアを歌います。
注目は、日本ではあまり演奏されないベートーヴェンの序曲『献堂式』。ウィーンのヨーゼフシュタット劇場リニュアルのこけら落としのために作曲され、一般的には1824年5月7日の『第九』初演の際に一緒に演奏された楽曲として知られています。ハーディングらしい凝った選曲といえるのではないでしょうか。
ミラノ・スカラ座バレエの人気プリンシパル、ニコレッタ・マンニとソリストのマルコ・アゴスティーノが幻想的なバレエで番組に華を添えています。
さまざまなカメラークで映し出されるフェニーチェ歌劇場の美しい内装と共に、毎年恒例の舞台一面に紙吹雪が舞い散る華やかなラストまで、お見逃しなく。
[演目]ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:序曲『献堂式』Op.124/交響曲第8番ヘ長調Op.93、ジョアキーノ・ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』~シンフォニア、ガエタノ・ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』~婚礼の合唱「あなたに計り知れない喜びで」、ジャコモ・プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』~ロドルフォのアリア「冷たき手を」ミミのアリア「私の名はミミ」ミミとロドルフォの二重唱「愛らしい乙女よ」、ニーノ・ロータ:「百万ドルのナポリ」より「ブギウギ」アミルカーレ・ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』~「時の踊り」より「カンカン」ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』~ロドルフォのアリア「穏やかな夜には」/歌劇『椿姫』~ヴィオレッタのアリア「花から花へ」/歌劇『ナブッコ』~ヘブライの捕虜たちの合唱「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」/歌劇『椿姫』~乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」
[指揮]ダニエル・ハーディング[演奏]フェニーチェ歌劇場管弦楽団及び同合唱団、マリア・アグレスタ(ソプラノ)マシュー・ポレンザーニ(テノール)[合唱指揮]クラウディオ・マリーノ・モレッティ[出演]ニコレッタ・マンニ、マルコ・アゴスティーノ、ミラノ・スカラ座バレエ[振付]マッシミリアーノ・ヴォルピーニ
[収録]2015年1月1日フェニーチェ歌劇場(ヴェネツィア)[映像監督]ファブリツィオ・ジュットゥーゾ・アライモ
■字幕/約1時間35分
(c)Michele Crosera
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